pipを使ったPyMELのインストール方法

MayaでPythonスクリプトを書く際に、PyMELは非常に便利なライブラリです。

しかし、Maya 2024からはPyMELがデフォルトでインストールされなくなったため、
手動でインストールする必要があります。

「pip?Python?コマンドプロンプト??」

と、言葉だけ聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際は非常に簡単です。

この記事では、
Maya2024にPyMELをインストールする方法を、動画を交えながら丁寧に解説していきます。

ぜひ、この記事を参考に、PyMELをインストールして、快適なMayaスクリプトライフを送りましょう!

※ この記事は、Maya Advent Calendar 2024 のシリーズ2 22日目の記事です
※ Maya2024 を利用しています。

管理人がYouTubeで解説!

PyMELのメリット

オブジェクト指向

MayaのノードやアトリビュートをPythonオブジェクトとして扱えます。
文字列ベースの操作 (例: cmds.setAttr('pCube1.translateX', 10)) よりも
直感的で分かりやすいコード (例: pCube1.translateX.set(10)) を書くことができます。

コードの簡潔さ

cmdsモジュールよりも少ないコード量で同じ処理を実現できます。

例:選択オブジェクトの全頂点座標取得
cmds:複数行のコードが必要
・PyMEL:pm.selected()[0].vtx.getPosition() のように1行で記述可能

豊富な機能

cmdsモジュールにはない便利な機能を多数提供します。

例:
・ノードの階層操作:parent, child, siblingなどのメソッド
・アトリビュート接続状態の確認:connectionsメソッド

可読性の向上

オブジェクト指向の記法と簡潔なコードにより、スクリプトの可読性が向上します。
スクリプトのデバッグやメンテナンスが容易になります。

まとめ

PyMELを使用することで、
Mayaのスクリプト作成をより効率的かつ楽しく行うことができます。
ぜひPyMELを試して、そのメリットを体感してみてください。

ただし!
あまり速度は出なかったり、Maya標準ではなく外部ライブラリとなるので
規模が大きいプロジェクトでは管理は大変にはなるかもしれませんのでその点はご注意を!

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