『クリエイターのための権利の本』を読んでみた。著作権とリテラシー再考。

著作権やら権利関係の扱いよくわからん!難しい!

ブログやYouTubeやっていると権利関係って難しいとよく思います。

昨今では、権利関係の扱いが余計に難しくなっている気がします。
YouTubeでのゲーム実況も最近はいろいろありましたよね。

あとはソーシャルメディアの利用方法等のメディアリテラシーについて。
この辺も教育する場とかあるんでしょうかね…?

年を取ると自ら学ばない限り知ることができないし、
1クリエイターとして知っておく必要があると思ったので読んでみました。

レイアウトと配色

レイアウト・配色の真似だけでは著作権侵害にあたりません。

著作権トラブル解決のバイブル クリエイターのための権利の本 (2018)
株式会社ボーンデジタル 46ページ

但し、作品性が強いものはNGです。

例えば、ポールスミスのマルチストライプ柄は、
「ポールスミスである!」が見ただけで一発でわかるのでNGでしょうね。

Adobe Colorを利用した配色は問題なさそうなので活用していきましょう。

フォント

フォントの見た目や形においては、一般的には著作権が認められないケースがほとんどです。

著作権トラブル解決のバイブル クリエイターのための権利の本 (2018)
株式会社ボーンデジタル 48ページ

一番、「へぇ!」と思いました。

私自身、フォントという単語の意味を間違えていた気もしました。
プログラムであるものと、そうでないものの切り分けをしてなかったです。

重要なのは、プログラムには著作権があるようです。
パソコンにインストールするフォントに関しては全て著作権あり!
って感じでしょうかね。こっちの認識しかなかったので「へぇ!」と思いました。

あくまで読むフォントであればこのような扱いですが、
作品性が強いものは著作権が発生しますね。

達筆で「何て読むんだこれ?」みたいな。
アート性が強いものとかは著作権法違反に入りますね。

ウェブサイトのスクリーンショット

条件をみたしていれば、著作者の許諾を得ることなく、ウェブサイトやアプリのスクリーンショットを引用(著作権法32条1項)としてブログなどに掲載することは可能です。

著作権トラブル解決のバイブル クリエイターのための権利の本 (2018)
株式会社ボーンデジタル 56ページ

ブログ運営者にとってはかなり重要ですね。

出典をしっかり明記しておけば認められるケースが高くなるようなので、
とにかく出典はちゃんと付けるのを心がけようと思いました。

私個人としては、宣伝してくれるなら使ってもらえるのは非常にうれしいですけどね。
宣伝してくれるなら皆さん是非使ってくださいね。(笑)出典は入れてくださいね!

本の表紙を撮影してバナーとして使うことは?

「本や新聞の紙面を撮影して掲載する」ことは複製に該当し、原則として著作権侵害となります。

著作権トラブル解決のバイブル クリエイターのための権利の本 (2018)
株式会社ボーンデジタル 90ページ

引用条件を満たせばで著作権者に許可を得なくても掲載できるようです。

この辺も今の時代結構難しいみたいですね。
紹介される側にとっては収益につながるので、権利よりも収益を選ぶ働きもあるようで…。

最近のゲーム実況もその手の論争があったかもしれませんね。
著作物を使われるのは嫌だけど、使われることで得られるものも大きい時代です。

よって、Win-Winの関係を選択する傾向は今後もより高くなる気はしています。
時代の変化ですねぇ…。

その他、本書で得られること

今回はブログを運営していく上で私が気になった点だけをまとめまてみました。

それでも得られるものはたくさんありました。
権利面って何かから学ばない限り得られないと再認識しました。

他にも本書では様々な観点での内容もまとまっています。

例えば、
・エンジニアの方ではソースコードのライセンスとか、オープンソースの扱いはどうなの?とか。
・著作権はクライアントのもの?会社に在籍中に描いたイラストの著作権は?とか。
・ギャラの支払いとか、著作権侵害を自分で見つけた時にどうするの?とか。
・著作権を守るためにクリエイターができること、みたいな自衛方法とか。

ただ、結論としては全ては裁判の結果次第ってところでした。
裁判にならないようなクリエイターとしての日々の振る舞いは何か?を教えてくれる本ですね。

管理人コラム:ネット時代に著作権やリテラシーの教育はどうする?

著作権や、リテラシーって難しいですよね。
Twitterでも、YouTubeでも著作物はネット上に溢れています。

著作権を持つ側は訴えるのにもお金がかかるし、
完全に回避するのは難しいんだろうなーっと思います。

また、著作権を持つ側も自由に公開してもらった方が利益がある時代でもあります。
それが著作物の取り扱いを難しくさせる要因の1つな気もします。

とはいえ、いつ訴えられるかわからないですよね。

著作物とは少し異なりますが、
メディア・リテラシーの教育との連携が必要と感じています。

リテラシーとは、ざっくり言うと
「ウェブは公の場であるってことわかって利用している?」
これを利用者が理解しているか否かってものです。

個人的に以下の2つは必ずやるべきことだと思ってます。
1.誹謗・中傷はしない!これゼッタイ!
2.著作物の扱いは気を付けよう!出典先はちゃんと出すこと!

昨今では特に誹謗・中傷の方が問題な気はしていますね。
それでは、良いクリエイターライフを!

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