負荷計測マスターへの道! RenderDocでボトルネックを特定!

UE5でゲーム開発してるけど、パフォーマンスが気になる…。
そんな悩みを解決! 今回は、プロファイリングツールRenderDocを使って
UE5の負荷を計測する方法を解説しました。

RenderDocの基本的な使い方から、UE5との連携方法まで丁寧に説明。
この動画を見れば、RenderDocの基本的な使い方をマスターできるはず…!

管理人がYouTubeで解説!

RenderDocの公式サイト

https://renderdoc.org

60fpsを厳守する難しさ

今回、RenderDocの単位をmsにしました。
その理由はfpsの単位系に合わせたい為です。

60fps(frames per second)は、
1秒間に60枚の画像(フレーム)を表示することを意味します。

1フレームを表示するのにかかる時間は、

  • 1秒 ÷ 60フレーム = 0.016666…秒
  • 0.016666…秒 × 1000 = 約16.67ミリ秒 (ms)

となります。

60fps達成に必要な心構え

1. 常にパフォーマンスを意識する
  • 開発の初期段階からパフォーマンスを考慮した設計、コーディングを心掛ける。
  • 負荷の高い処理を特定し、最適化を継続的に行う。
  • プロファイリングツールを活用し、ボトルネックを分析する。
2. ターゲットとするプラットフォームを理解する
  • ハードウェアの性能、制約を把握する。
  • 各プラットフォームに最適な描画設定、アセット調整を行う。
3. 様々な最適化手法を学ぶ
  • 描画負荷の軽減(LOD、オクルージョンカリング、バッチングなど)
  • CPU負荷の軽減(マルチスレッド、非同期処理、アルゴリズム改善など)
  • メモリ使用量の最適化
4. テストと改善を繰り返す
  • 様々な環境でテストを行い、パフォーマンスの問題を早期に発見する。
  • ユーザーからのフィードバックも参考に、改善を継続する。
5. チーム全体で協力する
  • パフォーマンス目標を共有し、全員が意識して開発を進める。
  • パフォーマンスに関する知識、ノウハウを共有し、チーム全体のスキルアップを図る。
6. 完璧主義になりすぎない
  • 常に最高の品質を目指すことは重要ですが、時には妥協も必要です。
  • リリース後のアップデートで改善することも可能です。
7. 最新技術をキャッチアップする
  • ゲームエンジン、ハードウェアの進化に合わせて、常に新しい技術を学び、取り入れる。

まとめ

RenderDocを活用して、常に最適化を心掛けましょう。
60fpsを維持することは、現代のゲーム開発において非常にチャレンジングな目標です。

しかし、RenderDocのような強力なツールを駆使し、
ボトルネックを特定、改善していくことで、
ユーザーに快適なゲーム体験を提供できます。

諦めずに、最適化の努力を続けましょう!

おすすめ書籍

『ゲームエンジンアーキテクチャ 第3版』は、
ゲームエンジン開発における理論と実践を包括的に解説した書籍です。

著者のJason Gregory氏は、Midway、Electronic Arts、Naughty Dogでの豊富な経験を基に、
AAAゲームスタジオで使用される幅広い技術と手法を詳細に説明し、
それらが実際のゲームエンジン内でどのように機能するかを解説しています。

ちょっと難しいですが内部の処理も知っておきたい方には必携です。

参考資料

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