通常、マテリアル内で繰り返し使用される複雑なUVオフセットやスケーリング処理は、
ピクセルシェーダで毎フレーム評価されます。
これをCustomized UVで事前に頂点ごとに評価することで、
より低コストで済ませることができますよ!
管理人がYouTubeで解説!
Customized UVとは?
通常、マテリアル内で繰り返し使用される複雑なUVオフセットやスケーリング処理は、ピクセルシェーダで毎フレーム評価されます。
これをCustomized UVで事前に頂点ごとに評価することで、より低コストで処理できます。
通常のUV処理と問題点
ピクセルシェーダでの計算
- 各ピクセルごとにUV計算が走るため、描画解像度が上がると計算量も比例して増加します。
コスト増の具体例
- タイルテクスチャのスケーリング
- UVスクロールやアニメーション的オフセット
- 複雑なUV処理が積み重なるとパフォーマンスを圧迫
Customized UVの仕組み
頂点ごとの計算と補間
Customized UVノードに処理をまとめると、頂点シェーダで計算されます。
各ピクセルでは補間済みのUVを受け取るだけになるので、高解像度でも安定して動作します。
メリット
- ピクセルシェーダ負荷の軽減
- 解像度に依存しない安定した処理
- VRやモバイル環境で有効
デメリット
- 頂点数が少ないと補間精度が荒くなる
- 適材適所での使い分けが必要
使用例
タイルテクスチャのスケーリング
床や壁などの繰り返しパターンを持つテクスチャのスケール計算を頂点で済ませる。
UVスクロール(流体や炎の表現)
アニメーション的なUVオフセットを頂点で処理し、ピクセルごとに不要な計算を避ける。
複雑なUV変換(回転・非線形オフセット)
カスタムUVにまとめることで、マテリアルグラフが整理され、最適化にもつながる。
まとめ
- Customized UVは「ピクセルではなく頂点で計算する」仕組み
- 正しく使えば画質を保ちながら処理を軽量化できる
- 高解像度レンダリング・VR・モバイル環境で特に有効
- 最適化の武器として覚えておくべきテクニック
コメント